2026/09/09 09:00

北海道・十勝、中札内村にある「十勝野フロマージュ」
工房誕生のきっかけのひとつは、この土地の「水」でした。
創設者の赤部紀夫さんが中札内村を訪れた際、水のおいしさに感激。「おいしい水を飲んで育った牛の生乳なら、おいしいチーズができるはず」と考え、2000年にこの地で工房を始めました。
赤部さんは乳業メーカーで長く乳製品づくりに携わり、本場の味を知るため何度もフランス・ノルマンディー地方へ。
しかし目指したのは、ヨーロッパのチーズをそのまま再現することではありません。
「コクと旨味を残しながら、日本人が気軽に楽しめるチーズ」。
その考えから生まれたのが、工房を代表する「おいしいカマンベール」です。

その後、工房は息子の赤部順哉さんへと引き継がれ、現在は二代目として十勝野フロマージュを率いています。
創設者の赤部紀夫さんは、今年3月に逝去されました。
紀夫さんが大切にしてきたチーズ作りへの想いは、今も工房に受け継がれています。

現在はカマンベールだけでなく、ブリー、ラクレット、ブルーチーズ、クリームチーズなど、さまざまなチーズを製造しています。
そしてここは、私自身が現在、チーズ製造や全国の北海道物産展での販売などに携わっている場所でもあります。
作る側と売る側、その両方からチーズを見ることを教えてくれた、ICHEESEにとっても、とても深いつながりのある工房です。


