2026/09/11 23:12

北海道・十勝の北東部、足寄町にある「あしょろチーズ工房」。
実は足寄のチーズ作りの歴史は古く、始まりは1981年。旧小学校を改装してナチュラルチーズ工場を作ったことから始まり、その後、地元の農協と受け継がれてきました。

その歴史が途絶えそうになったのが2022年。
農協がチーズ事業から撤退することになり、工房で7年間チーズ作りに携わっていた佐々木一憲さんが、妻の佐代さんとともに事業を引き継ぎました。
佐々木さんは花畑牧場や広島のチーズ工房などで経験を積み、その後、足寄へ。ここでチーズ作りを学びながら、足寄のチーズ作りの歴史を受け継いできました。
私が佐々木さんを訪ねるたびに感じるのは、

「チーズ作りに対して誠実に向き合っている」ということ。
私がチーズについて「こんなこともできそうですね」と何気なくアイデアを話したときも、佐々木さんはいつも、まっすぐな眼差しで真剣に耳を傾けてくれます。
そんな姿勢は、足寄町の新鮮な生乳の魅力を生かしながら、食べやすさも大切にするチーズ作りにも表れているように感じます。


現在は「ころ」「真」「結」「大」など、個性の異なるチーズを製造。
新製品の「ころ スモーク」は、私も北海道物産展で販売していますが、お客様からの反応もよく、今では人気商品のひとつになっています。
新しい体制になっても、受け継いでいるのは40年以上続いてきた足寄のチーズ作り。
新しく始めるのではなく、歴史を次へつなぐ。
そんな物語を持つ工房です。
ICHEESEも、そのチーズをひとりでも多くの方に届けることで、この歴史を次へつなぐお手伝いが、ほんの少しでもできればと思っています。
